快適な空間を作り出す事に必要なエアコン。
このエアコンは定期的に掃除をしなければならず、放置しておくとホコリやカビが蓄積し人体に悪影響を与える危険性があります。
しかしフィルターやカバーは簡単に掃除ができますが、内部になると素人が掃除する事は不可能なのが現実…。
となると、業者にエアコンクリーニング依頼するしかありません!
そこで疑問に思うのが
エアコンクリーニングって、どれぐらい時間がかかるのか?
今回は【エアコンクリーニングにかかる時間】について解説していきたいと思います。
「業者にエアコンクリーニングを頼もう」と思っている方は参考にして下さい。
タイプ別 エアコンクリーニング時間の目安
パーツが多いなど、複雑な構造をしているエアコンほど時間がかかるのが特徴。
主に販売されているエアコンのタイプは3種類。
壁掛けタイプのエアコン
平均的なクリーニング時間は90~120分程度
一般的なエアコンといえる【壁掛けタイプのエアコン】は、最も分解がしやすいタイプです。
取り外す部品が少ないため、エアコンのタイプの中では時間が一番短くて済みます。
多くの方に当てはまるタイプではないでしょうか?
お掃除機能付き
平均的なクリーニング時間は120~180分程度
最近では当たり前のように搭載されている【お掃除機能付きエアコン】は、壁掛けタイプよりも分解の手間が増えてしまいます。
と言うのも、フィルターを自動で掃除してくれるモーター関係のパーツを外す必要があるからなんですよね。
大体、外すのに30分と取り付けに30分ぐらいかかってしまう事が多く、壁掛けタイプよりも1時間ほど余分に時間がかかってしまいます。
天井埋め込み式
平均的なクリーニング時間は180~240分程度
最も構造が複雑な【天井埋め込み式エアコン】は、最も構造が複雑で時間がかかる事になります。
基本的にオフィスや施設に設置されている事が多いですが、大きな家に住んでいる方など個人宅でも取り付けている人もいる事でしょう。
また、一般家庭よりも高い位置に設置されている事も時間がかかってしまう原因の一つ。
短時間でのクリーニングは難しいので、半日ぐらいは予定を入れない方がいいでしょう。
エアコンクリーニングはなぜ時間がかかるのか
プロの仕事である以上
ここでは、一般的な壁かけタイプエアコンの作業工程を解説していきます。
まずは養生
水を使い徹底的に洗浄するため、室内への汚水が飛び散る可能性があります。
こういった汚れの飛散を防ぐためにビニールシートを使い部屋中を養生する事から始まるんですよね。
床や壁だけでなく、家具や棚などキッチリと養生するため時間がかかってしまうんです。
所要時間は5~10分程度
洗いやすく分解
一般的な壁掛けタイプのエアコンなら、カバーとフィルター部分を取り外します。
その後、水がかかってはいけない電子部品の部分をビニールシートを使って養生する必要があるんですよね。
なぜなら、電子部品を養生しておかないとショートして故障や火災などの原因になるからです。
所要時間は5~10分程度
徹底した洗浄
エアコン内部に洗剤を散布し、しばらく放置する事で内部にこびりついた汚れを浮かせます。
そして洗剤を浸透させている間に、お風呂場などで取り外したカバーやフィルターを綺麗に洗浄。
業者さんはエアコン専用の洗剤を使用するため、汚れを落としてもエアコン本体に影響は与えないので安心です。
所要時間は15~20分程度
残さずすすぎ
洗剤が浸透したらブラシなどを使い、隅々まで丁寧に汚れをかき出していきます。
その後、高圧洗浄機を使い洗剤と汚れを残さず綺麗に流して行きます。
この際に出る真っ黒な汚水は、養生シートを伝って下に設置されたポリタンクやバケツ内に全て溜められるので安心です。
初めてエアコンクリーニングする方は、あまりの汚さにビックリするかも?
所要時間は10~15分程度
拭き上げと乾燥
エアコン本体のすすぎが終わったら、手が届く範囲の水滴をタオルなどで拭き取り作業へ。
届かない内部に残ったはブロワーと呼ばれる風を送り出す機械で吹き飛ばすようにして乾燥。
同じく、取り外して洗ったカバーやフィルターの水気も綺麗に拭き取っていきます。
これだけで完全に水分を飛ばす事はできませんが、その後の工程て乾燥させるため安心して下さい。
所要時間は10~15分程度
組み立てて確認
取り外したパーツを元の場所に取り付けます。
そして元通りに戻したら暖房運転をして中に残った拭ききれない水分を乾燥させていきます。
しっかり内部を完全に乾燥させておかないと、ガビが発生する原因になってしまうからなんですよね。
所要時間は5~10分程度
キッチリ後片付け
暖房運転で内部を乾燥させている間に、養生シートの撤去や使用した道具の片付けにかかります。
シートを外した後、部屋に汚れが飛び散っていないかをキッチリと最終確認!
汚れが付着している場所は綺麗に掃除し、内部が乾燥したら作業終了となります。
所要時間は15~20分程度
オプションを依頼
クリーニング内容にオプションを追加していれば、その分だけ時間は長くなってしまいます。
- 防カビコート:5分程度
- ドレンホース掃除:15分程度
- 室外機クリーニング:30分程度
防カビコート自体は、拭き上げ後にスプレーするだけで終わる事がほとんどなので時間はかかりません。
ドレンホースの清掃も差はないですし、ぶっちゃけ自分でも簡単に出来ます!
問題は室外機の掃除で、表面だけなら30分程度で終わるんですが分解が必要な場合は倍の1時間ぐらい必要となります。
エアコンクリーニングの疑問
今までエアコンクリーニングを依頼したことが無い方にとって、気になる事が多いと思います。
ここでは、エアコンクリーニングに関する疑問についてお答えしていきたいと思います。
時間を短縮できないの?
クリーニング自体の時間を短縮する事は、汚れを落としきれない可能性があるため基本的にはできません!
しかし、クリーニング以外の部分を自分でやる事で多少の短縮は可能なんです。
例えば
- 部屋の養生を自分でやる
- 移動できる家具は別の部屋へ移動
- 万が一、飛び散った汚れは自分で掃除
ただし、完璧を求める業者さんにとっては快く思われない可能性もあるため、見積もり時に相談してからにしましょう。
一番イイのは
単純に人でが増える事で作業自体を同時進行できたり、準備の手間が短縮できますからね。
クリーニング中は外出できる?
何があった場合に声をかけられないとなると困るケースが多く
その方が業者さんも安心できますしね。
まあ、コンビニに行く程度の時間なら問題ないと思われますので、その時は声をかけてから外出するようにして下さい。
余計なトラブルを避けるため、貴重品などの管理はしっかりとしておきましょう。
2台クリーニングすると時間は倍になる?
2台以上のエアコンクリーニングを依頼する場合、機材の搬入や搬出が1回でできるため
壁掛けタイプならプラス1時間ぐらいと考えていいでしょう。
大幅な時間短縮は期待できませんが、2日に分けて業者さんに来てもらうぐらいなら1回で済ませた方が良いと思います。
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