皆さんは、家庭にある
エアコンのフィルターを掃除していますか?
実はエアコン内部には、ホコリやカビが溜まりやすく定期的な掃除が必要なんですよね。
放置しておくと様々な悪影響があり、メーカーからも2週間に1度のフィルター掃除を推奨しています。
でも、エアコンのフィルター掃除って何だか大変そう…。
って思っている方へ。
エアコンのフィルターは、自分で簡単に水洗いが出来ます!
そこで今回は、自分で出来る簡単な【エアコンフィルターの水洗いのやり方】について解説していきたいと思います。
定期的に行う事で、様々な効果が期待できるので参考にして下さい!
- エアコンのフィルター掃除の必要性
- エアコンのフィルター掃除に必要な道具
- エアコンのフィルター掃除のやり方
- エアコンのフィルター掃除の頻度
エアコンのフィルター掃除するメリット
エアコンのフィルターに汚れが付着する事で起こるメリットは主に3つ。
エアコンの効きが良くなる
エアコンは構造上、空気を吸い込んで温度を変換させて風を送り出します。
このためフィルターが詰まっていると空気の通りが悪くなってしまう事になり、エアコン自体の効きが悪くなってしまいます!
となるとエアコンがフル稼働することになり、余計な電気代もかかってしまうんですよね…。
しかしフィルターを掃除すれば、空気の通りがよくなり本体への負担も減る事になり
エアコンの効きが良くなるだけでなく、電気代も安くなるんです!
水漏れなどのトラブルが無くなる
冷房運転時、エアコン内部には結露が発生します。
フィルターが詰まってエアコンがフル稼働すると、発生する結露の量が増えてしまいエアコン本体からの水漏れの原因になる可能性があるんです。
ポタポタと滴り落ちるまではいかなくても、吹き出し口から風と一緒に水滴が飛んできた事はありませんか?
こんな時は、フィルターの汚れが原因で水漏れしている場合もあるんですよね。
カビによる健康被害を防ぐ
エアコン内部には結露などで水分が溜まりやすく、ホコリが溜まっていると水分と結びつきカビの発生へと繋がります。
フィルターにカビが発生した状態でエアコンを稼働させると、部屋中にカビの胞子がまき散らされる事に!
となると、普通に呼吸しているだけでも体内にカビの胞子を吸い込むことになり、病気の原因になる可能性があるんです。
- アレルギー性鼻炎
- 夏型過敏性肺炎
- 気管支肺アスペルギルス症
- 水虫
- シックビル・シックハウス症候群
特に、免疫力の低い小さなお子さんやお年寄りがいる家庭では注意が必要!
空気の通り道であるフィルターのカビを除去する事で、カビによる健康被害を抑える事が可能になります。
エアコンのフィルター掃除に必要な道具
専用の道具を購入する必要は無く、どの家庭にもある物で掃除が可能。
準備すべきは以下の8つ。
- 新聞紙
- マスク
- 脚立(台)
- ホコリ取りシート
- 掃除機
- タオル
- スポンジや歯ブラシ
- 除菌シート
エアコンのフィルター掃除を簡単に水洗いするやり方
それでは、エアコンのフィルターを簡単に水洗いする手順を解説していきましょう。
主な手順は6つあります。
カバーのホコリを拭き取る
ホコリが舞う可能性が高いので窓を開けマスクを着用し、エアコンの下に新聞紙を広げて敷いておきましょう。
作業前の注意点は
通電したままにしていると、動き出したり感電したりする可能性もあるためコンセントは必ず抜いておく事!
その後、エアコン本体に付いたホコリをシートで取り除きます。
クイックルワイパーなどのシートは、ホコリを絡め取りやすい構造で燃えるごみとして捨てられるためおすすめ!
長く掃除していなかった場合、エアコン上部には大量のホコリが溜まっている可能性があるのでゆっくりと拭き取るようにしてください。
あまりのホコリ量にビックリするかもしれませんよ!
掃除機で表面のホコリを吸い取る
エアコン本体のホコリを取ったら、本体のカバーを開けフィルターが見えるようにします。
ほとんどのエアコンは本体の横の部分に凹みがあるタイプが多いと思いますが、わからない場合は説明書を見て確認しましょう。
掃除機で吸い取る理由は
このままフィルターを外してしまうと、部屋中にホコリが舞うことになるため外す前に大きなホコリは掃除機で吸い込んでおくため!
車を掃除する時に使うハンディタイプの掃除機があれば楽ですよ。
だいたいのホコリが取れたらフィルターを外し、下に敷いた新聞紙の上に置いてから丁寧に掃除機をかけます。
この時
必ずフィルターの表面から掃除機を当てるようにしてください!
エアコンは構造上、部屋の空気を吸い込む表面にホコリが付着する事になります。
このため、裏から掃除機をあてるとホコリがフィルターの奥深くに入り込む事になり余計な目詰まりの原因になってしまうんです。
フィルターは繊細で力を入れてしまうと変形や破損の原因になりますので、優しく撫でるように掃除機を動かしていきましょう。
表面に付着したホコリが取れたらフィルターを外し、そのままお風呂場へ。
シャワーで水洗い
エアコンのフィルターは意外と大きく、洗面台では周りに水が飛び散ったりして洗いにくいと思います。
お風呂場なら後始末も簡単ですので、できればお風呂場でやるのがベスト!
コツは
強めのシャワーをフィルターの裏面からあて、水圧でホコリを押し出すようにして水をかける事!
先ほどの掃除機の時と逆の理由で、表面から水圧をかけてしまうとフィルターに入り込んでしまうからです。
網の部分は水だけで簡単にホコリが落ちます。
しかし、枠の部分は取れにくいため歯ブラシやスポンジを使って優しく撫でるようにして洗いましょう。
黒い塊が無くなったら最後にもう一度、裏面から水で流しタオルで水気を取ります。
頑固な油やヤニ汚れには重曹
キッチンに近い場所にエアコンを設置していたり、室内でタバコを吸っている場合はフィルターに油やヤニが付着しています。
こういった酸性の油汚れには、弱アルカリ性の重曹を使うのがベスト!
粉末状の重曹なら、水100ccに対して小さじ1杯の重曹を混ぜた水溶液を作ります。
それをスプレーボトルに入れてフィルターの表面に吹きかけ、しばらく置いておくと茶色い汚れが浮き上がってきます。
あとはブラシで軽くこすってから水で流せばOK!
重曹はいろんなことに使えるため、家庭に置いておく事をおすすめします。
それでも落ちない油汚れは?
それでも落ちない場合、1〜2時間ぐらいのつけ置きが必要です。
この場合バケツを用意するとなると結構大きめバケツが必要になるため、家庭用のゴミ袋を使うのがおすすめです。
やり方は簡単。
40℃ぐらいのお湯2リットルに重曹を小さじ7杯程度を混ぜ合わせ、フィルターをつけて口を結び2時間ほど置いておくだけ。
その後、フィルターを取り出し軽くブラシでこすった後に裏面から水で流せば綺麗になりますよ。
フィルターは完全に乾燥させる
水気を取ったフィルターは、風通しのいい日影で自然乾燥させましょう。
フィルター自体は熱に弱いため
直射日光をあてたり、ドライヤーの熱風を使うのは避ける事!
しかし冷風なら問題ないので、洗濯物のように吊り下げ扇風機の風をあてれば早く乾くのでおすすめです。
最低でも半日ほどかけ、完全に乾燥させる事!
なぜなら、フィルターに水分が残ったまま取り付けてしまうとガビが発生する原因にもなりますし、下手をしたらショートして火災になる可能性もあるからなんです。
風の吹き出し口も拭き取る
フィルターを乾燥させている間に、エアコン本体の吹き出し口も綺麗にしておきましょう。
実はエアコンの吹き出し口は、水滴がつきやすくガビが発生しやすい場所なんです!
ながく掃除をサボっていた家庭は、初めて見たらビックリするかも知れません…。
このまま運転を続けてしまうと、部屋中にカビをまき散らす事になりエアコンをつけると喉が痛くなる原因となってしまいます。
せっかくフィルターを綺麗にしても、吹き出し口からガビの胞子が撒き散らされていたら意味はありませんからね。
やり方は簡単。
この吹き出し口の部分は、指で簡単に開くことができます。
開いたらアルコール除菌シートを使って丁寧に拭き取るだけ。
アルコールスプレーを使用するなら、他の場所にもかかってしまう恐れがあるため直接吹きかけず、タオルやティッシュなどに染み込ませてから拭き取るようにして下さい。
エアコンフィルターを掃除する頻度
各メーカーが推奨しているのは、2週間に1度はフィルターを掃除!
しかし、あくまでも目安であり生活環境に応じて変化させる必要があります。
例えば
- 部屋でタバコを吸う方
- 部屋でペットを飼っている方
- 赤ちゃんがいる方
このように、空気中に汚れが漂いやすい環境や免疫力の弱い方がいる環境の場合は
1週間に1度はエアコンフィルターを掃除しましょう!
そして、年に1度はエアコン本体をクリーニングする事もお忘れなく!
フィルターを通り抜けたホコリは内部に蓄積し、エアコン内部でカビが発生しているケースが多いんですよね。
放置しておくと、とんでもない量の汚れが蓄積されている事でしょう。
しかし、素人では内部のクリーニングは難しくエアコンクリーニングは業者に依頼したほうがいいんですよね。
詳しい内容は下の記事で解説しています↓↓↓
定期的なクリーニングで、猛暑や極寒を乗り切っていきましょう!
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