真夏の猛暑や、極寒の真冬を乗り切るためにはエアコンは必須アイテムです。
ところが
風は出ているのにエアコンが効かない!
といったケースに悩んでいませんか?
特に、湿度の高い日本の夏においてエアコンが効かないのは耐え難い問題と言えますよね?
実際、毎年のように自宅で熱中症にかかる方もいますから…。
しかし、なぜ動いているのにエアコンが効かないのでしょうか?
って疑問もありますよね?
そこで今回は【風は出ているのにエアコンが効かない原因と対処法】について解説していきたいと思います。
- 汚れが原因でエアコンが効かない
- 冷媒ガスが原因でエアコンが効かない
- 室外機が原因でエアコンが効かない
- サイズが原因でエアコンが効かない
一部の原因は簡単に治せる可能性もあるため、最後まで読んで試してみて下さい。
エアコンが効かない原因1・汚れ
最も多い原因がエアコンの汚れ。
実はエアコンは、家電製品の中でも汚れが溜まりやすいアイテムなんですよね。
なぜエアコン内部に汚れが溜まるのか?
冷房の仕組みは
部屋の中の暖かい空気を吸い込み、熱交換器で温度を変換させてから部屋へ送り返す事!
つまり、エアコンのフィルターやファンの部分は空気の通り道になるんです。
このとき、室内に漂うホコリやチリも一緒に吸い込む事なり時間の経過とともに汚れが蓄積されるのは当然の事。
となると、結果として空気の流れが悪くなりエアコンの効きも悪くなってしまいますよね?
更に冷房運転時には結露が発生してしまうため、ホコリと結び付く事でカビの原因にもなるんです。
最近では【お掃除機能付きエアコン】も多く販売されていますが、実際に掃除してくれるのはフィルター部分のみ!
内部のファンや熱交換器までは綺麗にしてくれないんですよ…。
エアコン内部の汚れ対策は掃除
エアコン内部に溜まった汚れの対策法は、定期的な掃除が最も効果的と言えます。
特に、フィルター部分は最も汚れが溜まりやすいので
最低でも2週間に1度ぐらいのペースで掃除しましょう!
ぶっちゃけ、エアコンフィルターは簡単に掃除できるので定期的に行うように心がけて下さいね。
しかし、それよりもエアコン内部の掃除となると素人では難しく専門的な技術が必要なのが現実…。
ホームセンターなどで販売されているエアコン用のクリーニングスプレーなども一定の効果がありますが、使用法が難しく間違った使い方をすると故障や火災といった事例も多いんです↓↓↓
エアコン洗浄で火災が起こることがあります!
https://www.shirakawa.jp/sp/page/page000404.htmlより引用
気温が上がるこれからの時期、梅雨や夏に向けてエアコンの洗浄を考えているご家庭もあるかと思います。専門業者に洗浄を依頼せず、ホームセンターで洗浄スプレーを購入し、ご自身で洗浄を行う方もいるのではないでしょうか?
ところが、このエアコン洗浄、エアコン自体の専門知識も必要となってくるため、不注意や知識不足で思わぬ火災になった事例があります。
そこで、私のように電気工事の知識の無い方は無難にエアコンクリーニング業者に依頼する事をおすすめします。
1台あたり10,000円前後の費用がかかりますが、綺麗にクリーニングする事で
- エアコンの効きが良くなる
- 電気代が安くなる
- アレルギー物質が無くなる
メリットしかありませんよ。↓↓↓
エアコンが効かない原因2・冷媒ガス
空気を冷やすために必要なのが
- 冷媒ガス
- コンプレッサー
どちらも重要な部分であり、ここに異常が出るとエアコンは効きません!
エアコンにおける冷媒ガスの仕組みとは
エアコンの室内機と室外機を繋ぐパイプには冷媒ガスが充塡されています。
この冷媒ガスの主な役割は、熱を運搬する事!
さらに、効率よく熱を屋外に排出させるためにコンプレッサーで圧縮されています。
つまり
冷媒ガスやコンプレッサーに異常があると、熱の運搬が上手く行かず温度調整が出来なくなってしまうって事!
この症状は主に年数劣化が原因で起こりやすいんですが、ガス漏れの場合はパイプの接続不良などの可能性もあります。
ガス漏れている場合、霜のついた位置で室内機が原因か室内機が原因かを見分けましょう。
- 室外機の熱交換器=室内機
- 屋外のホース=室外機
どちらにも霜が付いていないなら、コンプレッサーの異常と考えて間違いないでしょう。
冷媒ガスの対策は業者に依頼
コンプレッサーの異常にしろ、ガスの充填にしろ
素人が施工するのは非常に困難です!
特にガスを扱うとなると爆発の危険性もあり、専門の知識や技術がなければ絶対にやめておきましょう。
迷わず業者に依頼すのが正解!
費用の相場は
- コンプレッサー修理…3,0000~8,0000円
- ガス充填…10,000~15,000円
- 配管交換…7,000~10,000円
一般的にエアコン本体の寿命は10年と言われていますので、そこまで年数が経過していないなら修理したほうがお得です。
しかし、コンプレッサーの修理となるとかなり高額になってしまうため、年数が経過しているエアコンなら買い替えも検討しましょう。
エアコンが効かない原因3・室外機
エアコンといえば室内機をイメージするかもしれませんが、実は室外機も重要な役割を持っているんですよね。
室外機の設置方法にも問題があるかも知れません。
エアコン室外機の役割とは
室外機は、エアコン本体から取り込んだ熱い空気を屋外に排出する役割をもっています。
このため、室外機の周りにモノを置いたり、汚れが溜まっていたりすると
放熱妨害がおこり、熱い空気が上手く排出されなくなってしまいます!
また、屋外に設置されているため直射日光に当たりやすいのも問題で、太陽の熱により本体自体が高温になってしまう事があります。
室外機本体が高温になると、熱が逃げにくくなるという事態が起こってしまうんです。
室外機への対策は簡単に出来る
まず第一に
室外機の周辺には物を置かない事!
両サイドに植木鉢ぐらいなら問題ないですが、特に風の出るファンの前方を塞ぐような状態には絶対に置かないで下さい。
そして、半年に一回ぐらいは室外機の周辺を掃除するようにしましょう。
掃除せず放置していると、落ち葉などが隙間から入り込みやすいため内部にゴミが溜まってしまう可能性があるからなんです。
そうなると自力では難しくなってしまうため、エアコンクリーニング専門業者に依頼するしかありません。
余計な費用をかけない為には定期的な掃除が大事なんですよね。
また
直射日光に当たらないように工夫する事も大事!
例えば
- すだれを利用する
- トタンで屋根を作る
こういった方法で日よけして、室外機本体が熱を持ちにくくする様にしましょう。
エアコンが効かない原因4・エアコンの適正
エアコンは、見た目が同じでもパワーに違いがあるんですよね。
部屋に合ったエアコンでないと100%の性能を発揮できません!
部屋とエアコンサイズの関係
エアコン本体には、それぞれ最適な部屋の広さが設定されています。
新たに購入する時は、選んで購入する方が多く問題ないと思いますが
注意したいのは、引っ越しなどでエアコンを移設した場合!
部屋の広さに応じた適切なエアコンを設置する必要があり、以前よりも広い部屋へ移設すると効きが悪くなってしまいます。
それだけでなく、建物の造りが木造か鉄筋コンクリートかによっても違いがあるんですよね。
当然、気密性の低い木造住宅の方がエアコンの効きが悪くなってしまいます。
エアコンのカタログには、10~12畳といった目安となる部屋の広さが記載されているとおもいます。
この表記の解釈は
- 木造なら10畳
- 鉄骨なら12畳
これぐらいを目安にして下さい。
部屋とエアコンサイズの対策
故障ではなく、部屋が広すぎる事が原因なんですよね。
となると
現在、設置している部屋よりも少し狭い部屋へ設置する事!
エアコンの最適な部屋のサイズに近づける事で解決する事ができます。
しかし
- 狭い部屋がない
- 木造住宅に引っ越した
なんて場合、エアコン本体にとって最適な部屋がありません。
エアコン本体のパワーを上げる事はできませんので買い替えを検討してみて下さい。
エアコンが効かない問題の解決法をマスターしましょう
今回は【エアコンが効かない原因と対策】について解説しました。
主な原因は4つあり
- 内部の汚れ
- 冷媒ガスの不足
- 室外機の問題
- 適合サイズ
これらの問題を解決するためには、定期的な掃除やメンテナンスが必要不可欠なんですよね。
特にフィルターの目詰まりは頻繁に起こりやすく、簡単に解決できるため定期的にチェックしておきましょう。
エアコンが効かない原因を特定し適切な対策を行い、快適な室内空間を保ちましょう。
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