毎日、お風呂を綺麗に掃除しているつもりでも
いつのまにか床に黒ずみが?!
なんて経験ありませんか?
お風呂場は比較的明るい色で統一されている場合が多く、ちょっとした黒ずみでも目立ってしまうんですよね。
しかも、お風呂用の中性洗剤では中々おちないんです。
そんな厄介な黒ずみの原因は1つではなく、それぞれに合った落とし方があるのは知っていますか?
今回は【お風呂の床やタイルに出来た頑固な黒ずみの落とし方】について解説していきたいと思います。
最後まで読んで、綺麗なお風呂を取り戻してください。
綺麗にした後、再び発生させない予防法についても解説しています。
- 水垢が原因の黒ずみ
- 湯垢が原因の黒ずみ
- カビが原因の黒ずみ
- 黒ずみの予防法
黒ずみの原因1・水垢
最も多い黒ずみの原因が水垢でしょう。
水垢ができるまで
水道水には【カルシウム】や【マグネシウム】などのミネラル成分が含まれています。
床が濡れたまま放置すると水は蒸発しますが、ミネラル成分は付着した状態で固まってしまうんです。
そこに汚れが付着すると、黒く変色してしまうんですよね。
特に床の部分は汚れが溜まりやすいので、壁に比べると目立ってくるという訳。
しかもミネラル成分は硬さがあるため、普通の洗剤では落ちないんです。
水垢の落とし方
頑固な汚れは中和させて分解するのが有効です。
つまり
水垢はアルカリ性なので反対の性質である酸性の洗剤を使います。
普通の洗剤で落ちない理由は、お風呂用の洗剤のほとんどが中性洗剤だからなんですね。
まずは家庭にある手軽なクエン酸から試してみましょう。
やり方は
水100mlに対して小さじ1杯のクエン酸をよく混ぜ、スプレーボトルに入れます。
しっかりと溶かす事が大事で、お湯を使うのも効果的。
出来上がったクエン酸スプレーを、黒ずみ全体に満遍なく吹きかけましょう。
汚れが酷い場合は、クエン酸の濃度を上げる事で効果を高めます。
吹きかけた後、30分~1時間ほど放置して黒ずみに浸透させ分解します。
汚れが酷い場合は、放置する時間が長くしましょう。
しっかりと浸透させたらスポンジでこすり黒ずみを落とします。
その後、たっぷりのシャワーでクエン酸を残さずに流しましょう。
しっかりとすすいでおかないと、ベタつきの原因となるので注意してください!
それでも落ちない水垢は、少し強めの酸性洗剤を使います。
代表的な酸性洗剤はサンポール。
トイレ掃除で有名ですが、実はお風呂場の水垢落としでも有効なんです。
緑色の液体は掃除している範囲が見やすく、頑固な水垢をみるみる落としてくれますよ。
しかし、使用には注意が必要。
- 薬剤が強いので手袋は必須
- 金属部分は変色する
- 大理石の床は溶かしてしまう
排水溝のフタが金属製品なら、外してから使うようにして下さい。
黒ずみになる前のお風呂の水垢の落とし方については下の記事で詳しく解説しています↓↓↓
黒ずみの原因2・湯垢
水垢と同じように発生しやすいのが湯垢です。
湯垢ができるまで
体を洗う時には石鹸やボディソープを使いますよね?
その役割は、体の皮脂や垢といった汚れを浮かせて包み込んで落とす事。
つまり、洗い終わった泡には皮脂汚れが混ざっているんです。
そんな泡が床に付着したまま放置しておくと、固まりとなって蓄積されていくという訳。
油を含んだ汚れが落としにくいのは、キッチン周りでも同じですよね。
湯垢の落とし方
先程の水垢と同じく、汚れを中和させて落とす方法が効果的。
つまり
皮脂汚れは酸性のため反対の性質であるアルカリ性の洗剤を使います。
先ほどの水垢とは逆の性質なんですね。
まずは、家庭にある手軽な重曹から試してみましょう。
やり方は、先ほどのクエン酸スプレーと同じです。
水100mlに小さじ1杯の重曹を混ぜ合わせ、スプレーボトルに入れます。
しっかりと溶かすためにお湯を使うのも効果的。
広い範囲にわたって、黒ずみ部分に満遍なく拭きつけましょう。
ビチャビチャになるぐらいでもOKです。
黒ずみを分解するために30分~1時間ほど放置して浸透させます。
しっかり馴染ませた後、スポンジを使って軽くこすりましょう。
黒ずみが落ちたら、シャワーを使ってしっかりと重曹水をすすぎます。
残ってしまうとベタつきの原因になるので、残さずにすすぐ事。
頑固な場合は水の量を減らし、ペースト状にして塗り付けるのも効果的です。
それでも落ちない湯垢には、強めのアルカリ性洗剤を使いましょう。
中でも、お風呂掃除にイチオシなのがウルトラハード。
湯垢や石鹸カスなどを分解する金属封鎖剤を配合し、お風呂の汚れを分解するだけでなく除菌までしてくれる魔法の洗剤なんです。
値段はチョット高いですが、プロも推奨する一押しアイテム!
黒ずみの原因3・黒カビ
最後に考えられる原因はカビかも知れません。
黒ガビができるまで
先程の湯垢を放置していると、いずれカビが発生します。
なぜならカビは、皮脂汚れや石鹸カスをエサにして繁殖していくからなんです。
さらに温かい温度や高い湿気のお風呂はカビにとって最適な環境であり、家の中で最も繁殖しやすい場所と言えます。
このため、定期的なお風呂のカビ予防が大事なんですよね。
黒ガビの落とし方
付着したカビは菌糸という根を張ため
表面だけでなく根から除去する必要があります。
普通の洗剤では表面のカビを落とすだけで、根は取れていないんです。
このため、カビ取り専用の塩素系漂白剤を使いましょう。
有名どころではカビキラーやカビハイターなんかがあります。
使い方は
洗浄力が高く独特の塩素臭がキツイため、手袋やマスクは必ず装着しましょう。
窓やドアを開け、換気扇も回して空気がこもらないようにしておく事
白い泡を黒ずみ部分に吹き付け、15分~30分ほど放置して馴染ませます。
手に付着した場合は、すぐに洗い流しておく事。
こする必要はなく、時間が来たらシャワーで綺麗に洗い流しましょう。
お湯を使うと塩素の臭いがきつくなるので、必ず水で流す事。
使用する際の注意点として
酸素系の洗剤を同時に使用すると有毒ガスが発生してしまうため、必ず単体で使用する様にしてください。
放置時間を長くすると素材を傷めてしまう可能性があるため、長くても30分以上は放置しないようにしましょう。
お風呂の黒ずみを予防するには?
苦労して床の黒ずみを落としたら、再び発生しないように予防する事が大切。
だからと言って難しい事はなく、日頃のひと手間で簡単に予防できるんですよね。
水で流す
お風呂から上がる前、シャワーで石鹸カスや汚れが残らない様に全体をしっかり流すしておきましょう。
ここまでは、やっている家庭も多いと思います。
大事なのは、その後で
水気を取っておかなかければ蒸発し水垢の原因となってしまいます。
水切り用のワイパーで大きな水滴を取り除き、その後タオルで軽く拭きとるだけでOK!
いきなりタオルを使うとびしょびしょになってしまうので、大きな水滴を最初に取っておく事がコツです。
定期的な掃除
最も汚れが溜まりやすい浴槽と洗い場は毎日洗うようにしましょう。
習慣にする事で汚れやカビが付きにくくする効果があるんです。
洗剤を使わなくても、栓を抜いてスポンジで軽く擦って流すだけでも全然違いますよ。
2〜3日に1度ぐらいは洗剤でしっかり洗うようにすればOK。
汚れは溜めると落とすのに時間がかかるため、毎日の習慣が大事と言えるんです。
お風呂掃除のやり方については下の記事で詳しく解説しています↓↓↓
換気する
湿気はガビの発生条件となるため、換気扇を使って浴室内を乾燥させる必要があります。
ドアを閉め切って下のガラリから空気を入れるのが効果が高く、できれば24時間換気扇を回し続けるのが理想。
もしガラリ部分がないタイプのドアなら、ほんの少しだけドアを開けて空気の通り道を作って下さい。
この時、ドアを開けすぎると脱衣所にも湿気が回りカビが発生する範囲を広げてしまうので注意が必要。
黒ずみを落として綺麗なお風呂タイムを
お風呂の床やタイルに黒ずみが出来る原因は1つではありません。
このため、それぞれの汚れに応じた落とし方をする必要があるという事!
もう一度まとめると
- 水垢が原因なら、酸性洗剤
- 湯垢が原因なら、アルカリ性洗剤
- カビが原因なら、塩素系漂白剤
きれいに落とした後は、再発しないようにしっかりと予防するようにしましょう。
どうしても落ちない黒ずみは
プロに依頼するのも手です!
ハウスクリーニング業者は、高い知識と専用の洗剤を駆使して頑固な黒ずみを落としてくれるでしょう。
また、自分で掃除するには時間がかかってしまうため、忙しくて時間が無いって方も検討してみては?
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