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お風呂に発生する【黒カビ】が落ちない!頑固なカビの簡単な落とし方

毎日の汚れを落とすために必要なお風呂。

豊富な水分や湿気があるお風呂は

家の中で最もカビが発生しやすい場所なんです

せっかく綺麗にする場所なのに、カビがあると精神的だけでなく衛生的にも良くないんですよね。

特に、小さなお子さんがいる家庭ではカビの存在は大問題!!

なぜなら、アレルギーや喘息など重大な病気の原因になるからです。

このため、カビを見つけたらすぐに除去するのが鉄則となります。

でも、カビって中々落ちにくいんですよね?

そんな悩みを持つ方のため、今回は【お風呂場に発生するカビの簡単な落とし方】について解説していきたいと思います。

この記事で分かる事
  • お風呂場に発生するカビとは?
  • カビ取りに有効な薬品
  • 場所別のカビの落とし方
  • お風呂のカビ予防のやり方
目次

お風呂に発生するカビについて

お風呂に発生するのは主に

  • 黒カビ
  • 赤カビ(ピンクカビ)

まずは、これらの実態と発生条件に付いて解説していきます。

カビの種類と発生条件

2つのカビには、それぞれ原因菌と発生条件に違いがあります。

黒カビとは?

黒カビの正体は【グラドスポリウム】という真菌(しんきん)。

その発生条件は

黒カビの発生条件
  • 20~30度の気温
  • 65%以上の湿度
  • 餌となる皮脂や水垢が豊富

お風呂場だけでなく食品など、家庭のあちこちに発生しやすい最も身近なガビと言えます。

人体に有害な物質でもあり

吸い込むと喘息やアレルギーの原因に!

このため、見つけたら早めに除去する必要があるんです。

この黒カビの除去には【塩素系の洗剤】を使うのが最も効果的です。

赤カビ(ピンクカビ)とは?

通称【ピンクカビ】とも呼ばれ、ヌメリで有名な赤カビの正体は【ロドトルラ】という酵母菌(こうぼきん)。

その特徴は

赤カビ(ピンクカビ)の特徴
  • 20~30度の気温と水分で発生
  • 繁殖スピードが異常に早い
  • 放置すると色素が染み込む

お風呂場の床以外でも、シャンプーボトルの裏や食器乾燥機の受け皿などにも見られます。

水に触れると驚異的なスピードで繁殖してしまうため、見つけたら早めに対処するようにしましょう。

基本的には人体に悪影響を与える事はありませんが、極端に免疫力が低下している場合は注意が必要!

過去の事例として

入院中の患者のカテーテルに赤カビが発生し、体内に侵入して感染症を引き起こした事例もあるんです!

この赤カビ(ピンクカビ)の除去には【アルカリ性の洗剤】を使うのが最も効果的です。

お風呂場のカビ対処法

赤カビ(ピンクカビ)は擦るだけで簡単に落ちますが

厄介なのは黒カビ!

表面の黒カビは擦れば取れますが、根の部分が残っているため再び繁殖をはじめます。

このため、完全にカビを死滅させる必要があるんです。

黒ガビを死滅させる条件は

カビを死滅させる条件
  • 殺菌効果のある洗剤・消毒剤
  • 50度以上の熱を加える
  • 水分を乾燥させる

カビは発生してから根を張って侵食していくため、放置した時間が長ければ長いほど取れにくくなってしまいます。

このため、ガビの進行状況で洗剤を使い分けるのが落とすコツ!

主にカビ取りに使える洗剤は以下の3種類あり、それぞれの使用方法について解説していきます。

重曹ペーストとクエン酸を使った黒カビの落とし方

家庭の掃除には欠かせない【重曹】【クエン酸】を使って、お風呂場のカビを取ることができます。

重曹にクエン酸を混ぜると?

【重曹】とは、炭酸水素ナトリウムの事でph(ペーハー)は【アルカリ性】となります。

食品加工にも使われている事も多く、人体にも環境にも優しいため子供やペットがいる家庭でも安心して使用できるのが特徴。

そこに酸性の【クエン酸】を混ぜると、どうなるんですか?

この2つを混ぜ合わせると

炭酸ガスが発生して、洗浄効果がアップするんです!

しかも発生する炭酸ガスは、人体にも無害。

しかし、他と薬剤と比べると効果は低いため過度の期待は禁物。

発生したばかりのガビなら十分落とす事が可能ですので、まずはこの方法から試してみて下さい。

重曹ペーストを使ったカビの取り方

まずは、簡単に出来る【重曹ペーストを使ったお風呂のカビ取り方法】を解説します。

準備するアイテムは

必要なアイテム
  • 重曹
  • クエン酸
  • スプレーボトル
  • 軽量カップ
  • ラップ
  • 古い歯ブラシ

カビの落とし方は

STEP
クエン酸水溶液を準備

水200ccに対して小さじ1杯のクエン酸を溶かし、酸性の酸性の水溶液を作る。
コップで作るより、スプレーボトルがあれば使いやすくて便利。

STEP
混ぜ合わせて重曹をペースト状にする

作ったクエン酸水溶液と重曹に混ぜ合わせてペースト状にする。
素手で触ると肌荒れなどのリスクがあるため、古い歯ブラシを使うと後々便利。

STEP
お風呂のカビに塗り付ける

完成した重曹ペーストをカビに直接塗り付ける。
粘度を高くしておけば壁に付けても落ちません!

STEP
追い打ちでクエン酸水溶液

直接カビに塗りつけた後、もう一度クエン酸水を吹きかける。
この時、ペースト状態をキープできる範囲で追加する事。

STEP
密着させてカビを浮かせる

上からラップをかけてカビに重曹ペーストを密着させる。
カビの進行状況に応じて時間を調整する必要があり、最低でも1時間ぐらいかけて浸透させる事。

STEP
こすって流す

混ぜるときに使った歯ブラシを利用し、カビを直接こすって落とす。
力を入れずに軽く撫でるようにこするのがコツ。

これだけで初期段階のカビは取れますが、それでも落ちないカビには次のステップへ

酸素系漂白剤を使った黒カビの落とし方

洗濯時に色物衣類にも使用できる漂白剤として有名な【酸素系漂白剤】でも、黒カビを落とす事は可能です。

酸素系漂白剤の特徴

成分は過炭酸ナトリウムで強い酸化力を持ち、特徴は

除菌や漂白材としての効果が高い事。

市販されている物は粉末タイプが多く塩素系より除菌効果は劣りますが、嫌な臭いもないため使いやすさは抜群と言えるでしょう。

少し時間が経過しているガビなら十分落とす事が可能。

しかし、薬品であるため肌に触れたり吸い込んだりするのは絶対に避けるように!

使用時には手袋やマスクは必須です。

酸素系漂白剤を使ったカビの取り方

それでは【酸素系漂白剤を使ったお風呂のカビ取り方法】を解説します。

準備するアイテムは

必要なアイテム
  • 手袋
  • マスク
  • 粉末タイプの酸素系漂白剤
  • お湯
  • 古い歯ブラシ

カビの落とし方は

STEP
自分の体を保護

薬品が肌に触れたり、吸い込んでしまわないように手袋・マスクで自身を保護する。
色や臭いが無いので注意が必要。

STEP
ペーストを作る

酸素系漂白剤に50度前後のお湯を加えて、古い歯ブラシを使いよく混ぜてペースト状にする。
水よりもお湯を使った方が溶けやすい。

STEP
カビに直接塗り付ける

そのまま歯ブラシに適量を取り、カビの上に乗せるように塗り付ける。
カベは垂れてきやすいので注意。

STEP
状況に応じて時間調整

最低でも2時間程度、カビの状態が酷いなら半日ほど放置して浸透させる。
午前中のうちにやってしまうのがベスト。

STEP
こすって流す

スポンジや歯ブラシを使って、力を入れずに優しくカビをこすり落とす。
落とした後、薬剤が残らないようにたっぷりの水で流す。

酸素系漂白剤の中でも、最も有名なアイテムが【オキシクリーン】です。

多くのメディアでも取り上げられ、その効果も高い事が人気の秘密!

日頃の洗濯にも使えて、常備しておきたいアイテムと言えるでしょう。

それでも落ちない頑固な黒カビには、次のステップへ。

塩素系漂白剤を使った黒カビの落とし方

頑固にこびり付いたカビを落とすには【塩素系漂白剤】を使うしかありません!

高い殺菌・漂白効果があり、市販のカビ取り材の多くは塩素系漂白剤となります。

塩素系漂白剤の特徴

重曹や酸素系漂白剤に比べて

除菌効果が最も高いのが特徴です。

頑固にこびりついたカビを根元からしっかりと除去するには、塩素系漂白剤を使うしか落とす方法はありません!

しかし塩素独特の臭いがきつく、酸素系と混ぜると有毒ガスが発生するため取り扱いには注意が必要。

使用の際は手袋・マスクはもちろん、【換気】も必須となります。

塩素系漂白剤を使ったカビの取り方

最も効果の高い【塩素系漂白剤を使ったお風呂のカビ取り方法】を解説します。

準備するアイテムは

必要なアイテム
  • 手袋
  • マスク
  • 塩素系漂白剤
  • キッチンペーパー
  • ラップ
  • スポンジ

カビの落とし方は

STEP
まずは準備する

手袋・マスクを装着し、窓やドアを開けて換気を良くする。
薬剤の効果を高めるため水分は拭き取っておく。

STEP
漂白剤をかけて浸透させる

カビ全体にまんべんなく散布する。
スプレータイプのカビ取り剤を選んでおけば使いやすい。

STEP
パックして効果を高める

キッチンペーパーを被せて薬剤が流れないようにする。
上からラップをかけて密閉する事で効果がアップ。

STEP
放置時間に注意

浸透させる時間は長くても30分までにする。
強い薬剤のためお風呂の素材を傷めてしまう可能性があるので注意。

STEP
こすって流す

スポンジで軽くこすりカビを落とす。
すすぎでお湯を使うと臭いがキツくなるので水を使って流す事。

有名な塩素系漂白剤には【カビキラー】があります。

お風呂だけでなく、キッチン周りでも使える【キッチンハイター】もおすすめですよ。

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お風呂の場所別|黒カビの落とし方

浴槽や床などは頻繁に掃除する場所ですので問題ありませんが、それ以外の場所も定期的にカビを落としておきたいと思いますよね?

ここからは、お風呂の【場所別|カビの落とし方】について解説します。

天井に発生したカビの取り方

天井部分に直接スプレーしてしまうと液体が垂れてきやすく

目に入ったりすると非常に危険です!

このため、柄の長い【フローリングワイパー】にシートを取り付けてカビを取りましょう。

天井に発生したカビの落とし方は

STEP
漂白剤はシートに

ドライシートを先端に装着し、漂白剤をシートに吹き付ける。

STEP
四隅をメインに

天井の隅にカビが発生しやすいため、四隅を重点的にカビを拭き取っていく。

STEP
カラ吹きする

薬品が残ると変色などのトラブルになるため、乾いたシートで漂白剤を拭き取っていく。

柄のついたスポンジでも良いんですが、乾拭きがしにくくなるためフローリングワイパーを一つ持っておく事をおすすめします。

ゴムパッキンに発生したカビの取り方

防水用に取り付けられたゴムパッキンは

最もガビの根が入りやすい場所と言えます。

しかし、スプレーしても液体が流れ落ち易くカビ取りが難しい場所でもあるんです。

そのため、効率よくゴムパッキンのカビを取るためには粘度が必要!

そこで粘度を上げるために、家庭にある【片栗粉】を混ぜる方法を紹介します。

ゴムパッキンに発生したカビの落とし方は

STEP
ペーストを作る

少量の片栗粉に塩素系漂白剤を吹き付け、良くかき混ぜてペースト状態にする。

STEP
カビに塗り込む

古い歯ブラシを使い、直接カビに塗り込んでいく。

STEP
放置時間に注意

ゴムは劣化しやすいので長時間の放置は危険!30分を限界とし、歯ブラシで軽くこすって落とす。

ドラッグストアには、ゴムパッキン用の【ジェル状の漂白剤】も販売されています。

こちらの方が手間がかからず、確実にゴムパッキンの黒カビを落としてくれますよ。

エプロンに発生したカビの取り方

エプロンとは浴槽の手前に取り付けられたカバー部分の事で

ぶっちゃけ、多くの人が掃除していない場所と言えます。

私は以前、自宅の追い炊き機能が故障してしまい修理を依頼しました。

実はその時まで、エプロンを外せる事すら知りませんでした…。

私も知らなかった…。
ってか、同じ様な人も多いのではないでしょうか?

今まで1度も

「お風呂のエプロンを掃除した事ない」

って方は、これを機にエプロン内部を掃除してみて下さい。

余りの汚れにビックリする事でしょう!!

エプロン内部に発生したカビの落とし方は

STEP
カバーを外す

エプロン下部と床の隙間に手を入れ、手前に押し上げるようにして外す。
まれに、ネジで固定されているタイプも有り、その場合はネジを外す必要があり。

STEP
漂白剤を吹き付け

エプロンの内部に塩素系漂白剤を吹き付ける。
外したカバーの裏側も忘れずに。

STEP
馴染ませて流す

15~30分程度放置しカビに馴染ませて、柄のついたブラシで軽くこする。
その後、たっぷりの水シャワーで汚れを流す。

実際に私がやった浴槽のエプロン内部を掃除する方法については下の記事で詳しく解説しています。

しかし内部には、配管なども通されているため手の届く範囲は限られます。

このため

徹底的に除去するにはプロの業者の力が必要になります。

年に1度はクリーニング業者に依頼しておきたい所。

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子供のおもちゃに発生したカビの取り方

お風呂が嫌いな小さな子供にとって、遊べるおもちゃの存在は重要な家庭も多いと思います。

しかし

子供は免疫力が低いので注意が必要!

万が一、体内にカビが浸入してしまうとアレルギーや喘息などのリスクが高いんです。

このため、徹底したカビ予防が必須!

おもちゃのカビ予防法は

STEP
カビ取り水溶液を作る

洗面器に、水100ccに対して小さじ1杯の重曹を混ぜて水溶液を作る。
漂白剤は刺激が強いため、子供のおもちゃには使わない事。

STEP
漬け置きして浸透させる

20~30分程度放置して、汚れに重曹水を浸透させる。

STEP
こすって流す

スポンジを使い細かい部分まで優しくこすり、成分が残らないようにしっかりと水で流す。

STEP
菌にも注意

水分を拭き取った後、アルコールスプレーを吹きかけて乾燥させる。

以上の工程は、毎日やっておく必要があります!

アナタにとって大切な存在である子供を守るためですから。

カビの発生を予防する方法

頑固なカビを落としても、しばらくしたらカビは発生する事になります。

このため、再発を予防する必要があるんです。

具体的な方法として

お風呂のカビを防ぐには?
  • 上がる前に50℃以上のお湯で流す
  • 冷水に切り替えて流す
  • 水気を拭き取る

特に難しい作業は必要なく、毎日のお風呂上がりに少し手間をかける事で予防できるんですね♪

また、定期的に防カビくん煙剤を使うのも効果的です。

イオンの力で約2か月間はカビの発生を予防してくれるアイテムで、今あるカビの増殖も防いでくれますよ!

詳しいお風呂のカビ予防法は下の記事で詳しく解説しています。

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ベロ
綺麗好き>=潔癖症未満
掃除はただの家事ではなく、美しさと清潔さを作り出す芸術。
家を常にピカピカに保つことは、あなたの毎日を明るく健康に変える第一歩になるんです。
家事歴30年の私が、綺麗な家を保つテクニックについて発信していきます。
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